#44 One for All, All for One
関東学生大会の運用法の部が明日に迫り、緊張でそわそわしている東です。慶應の勝利に貢献できるよう頑張ります。
さて、新年度が始まりましたね。私はもう4年生になってしまいました。本当にここまで一瞬でしたし、この部で少林寺拳法に打ち込めるのもあと少ししか残っていないと思うと既に寂しい気持ちになってしまっています。だからこそ、チーム全員が後悔のないような1年を過ごせるよう幹部として頑張っていきたいですね!
前置きが長くなりましたが本題へ。『今までの活動で感じられたこと、幹部を務めている中での思い』というテーマなのですが、正直前の同期の3人が語り尽くしてくれました。(3人とも良いこと書いてるのでぜひ読んでみてください。)
せっかくなので私からは、この部活に入っての一番の学びをお話ししようと思います。
それは、少林寺拳法部は「自分のことだけでなく人のことを真剣に考える場」であったということです。
私は中学高校とスポーツをやってきたので、チームのことを考えるっていうことはやってきたつもりでした。しかし、それは連携や信頼といった、競技上だけのものだったのかなと感じています。言い換えると、普段の練習でチームとしてすり合わせていけば、個人それぞれが結果を追い求めて技術を磨くだけでよかったということです。
しかし、当部はそれだけではうまく回りません。自分のことはもちろん、チーム(他者)のことを自分の頭で考えて、主体的に動かなければならないのです。
例えば、普段3、4年生が主座をとり練習をしています。それにあたっては、「みんながうまくなるためにはどういう練習をしたらいいか。」「どういう伝え方をしたらわかりやすいか。」そういったことを常に考え、時には先生やOB OGの先輩に相談しにいきながら、チーム全員の成長に向けて練習を組み立てています。
他にも、試合の準備や備品の管理、環境整備や大会の申込みなども全部自分たちで行っています。これらは、中高生の時は、両親や先生、コーチなど大人が"いつのまにか"やってくれていたことではないでしょうか。
自らの結果には直接関係ないようなことをそれぞれが責任を持ってこなす。真に"チームのため"を思って行動し続けることが、結果的に練習や試合の環境を作り、自分の成長につながる。
少林寺拳法部はそんな部活なのかなと思っています。だからこそ、皆で学び皆で創る、という思いを込めたスローガンを我々62期は掲げているわけです。
おそらく、自分のことだけを考えてひたすら練習をする部活だとしたら、練習に対するモチベーションはバラバラ、1年経っても後輩は全くうまくならない、自分に関係ないからまあいっか…
そんな団体に所属したいとは到底思えませんね。ここまで充実した3年間を送れたのは、「個人個人がチームのために行動してきた」からだと改めて思います。
こんなふうに、「人のことを真剣に考える」っていうことは社会に出ても絶対に役立つことだと思っています。
例えば、部下が悩みを持っていそうだったら1on1面談で話を聞いてみる、この段階で一旦先輩に報告しておこう、とか。今意識して行っていることが生かせそうですよね?
こうした環境のなかで過ごしてきた3年間。技術的にも人間的にも大きく成長できました。残り一年、これまでの成果を結果として示すことはもちろん、みんなで創り上げる理想のチームを目指して、"チームのために"精進していきたいと思います。
長い文章となってしまいましたが、ここまで読んでくださり誠にありがとうございました。
これを読んでくれた新入生のみなさん!蝮谷道場で待ってます!君の力は絶対に必要です!一緒に充実した大学生活を過ごしましょう。
それでは!
62期 東