慶應義塾體育會少林寺拳法部ブログ

新入生の方々はもちろん、全ての方に読んで頂きたいです!

人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみるまで中身は分からない

 

こんばんは。三田での練習を終え田町駅で電車が来るのを待っている、新4年の並木です。(公開日は土曜日ですが、月曜日に執筆しました)

今回のテーマが「今までの活動で感じられたこと、幹部を務めている中での思い」ってことで、部員が23名もいると中々自分の番が来ないから、貴重な機会を大事にしないといけないんだけど、あんまり整理出来ていないので、思いつくが侭に書きます。

 

  • 数値化

少林寺拳法って他のスポーツと違い点取りのスポーツじゃなくて、演武っていうフィギュアスケートみたいな感じのモノが大会でのメインだから(勿論、運用法っていう所謂点取り競技もあるが)、日々の練習における目標が大会で入賞するっていう、えらい距離感のあるものになってしまう。これが陸上とかなら今日の練習でタイムが短くなったって自分でも分かるんだけど、この競技はそうはいかない。だから、日々成長とかを感じられるような練習を作ったり、実感できるようにするってのは難しいなと感じている。

 

  • 意思疎通

コミュニケーションの事なんだけど、この言葉だとざっくりしたモノになると思って、あえて和製の言葉に置き換えた。今、月に1回の頻度で部員との個人面談を行っているけど、どんな部員も独自の考えや意見を持っていることに気づかされている。でも、それって当然、対話しないと気付けないものだし、その気付きによって自分自身も考えさせられたりする。俺の好きな言葉である“winwinの関係”がそこには生まれるのだと思う。あと、普段感じることの出来ない、その人の個性なるものを再発見できたりする。意思疎通は非常に重要なことだ。どんな場所においても。その為には信頼関係の構築が必須である。

 

1回目の乗り換え、大井町駅にそろそろ着く。ここは、エレベーターがホームの端にあるので移動するのが毎回面倒だ。

 

 

よく「人が決めてでこの組織に所属することにしました」って完全に主観的で抽象度の高いことを言うのを耳にするけど、やっぱりこれは重要な観点だと思う。たとえ上手くいっていなかったとしても、周りに励ましてもらい、支えてもらうことができる場(人でもよい)であれば、明日もまた足を運ぼうって気持ちになるからだ。それは練習や試合に於いても当てはまること。あいつがこんなに頑張ってんのに自分何も出来てねぇ〜じゃんって思う時があるとする。そう感じるだけで終わりなのか、その思いを胸にアクションを起こす気持ちになるかも属している組織の環境や人に依るものだと思う。だから人って大事。

あと、感じてるのは風通しの良い組織って、どんな立場であっても伸び伸びと活動できるってのが利点ではあるけれど、それも利用の仕方でいくらでも手を抜こうとしたり、雰囲気が悪くなるのを恐れて言いたい事が言えないってなる可能性が多いにある。

そこの塩梅が難しいと感じることが多々ある。

 

 

  • うさぎと亀

物事には理解が早い人もいれば、遅い人もいる。運動神経が発達してる人もいれば、劣ってる人もいる。僕自身は、正しく遅い、劣った側で大会で入賞なんてしたことないし、周りが取っている中で自分は無い訳だから肩身が狭いなと思ってしまう。なんか、やっぱり結果を残さないとせいが無いだろうって。そんな思いを監督に話したんだけど、「確かに結果が残せてなくて焦る気持ちも分かるんだけど、本質はそこではない。練習をキチンと行っていれば、傍から見れば上達してるってのは確実にわかるし、むしろ練習に出る度に少しでも前進していることが大事」と仰った。確かに結果として出るのがベストなんだろうけど、そこに至るまでには日々の上達がある訳で、ゴールばっかり気にして、目の前というか根本的な部分を忘れてしまうと身も心もキツさを感じてしまうんだなと。下手の横好きって言葉もあるけど、やっぱり物事って好きこそ物の上手なれで、部活が楽しいと思える野が大事であって、だから明日も頑張ろ!ってなれるんだと思う。俺はね。

 

やっと、自由が丘か。急行でも案外時間かかるな、夜は。

 

 

  • 稲穂

もしかすると誰かが既に書いていたかもしれないんだけど、少林寺拳法って色んな人に「○○教えて欲しいんですけど」って話かけに行くと、どこの所属であろうと、嫌な顔せずに教えてくれる(もしかしたら、本心で「チェ、めんどいな」って思ってる人もいるかもしれないが)。既に誰かに教えを貰ったものであっても、別の人に聞くことで違った意見やアドバイスを得ることができ、新たな気付きが生まれる。こんなことは他のスポーツでは余り見られないかもしれない。だって手の内を明かすようなものなのだから。だから「実るほど頭を垂れる稲穂かな」じゃないけど、ここでは積極的に聞き行ったほうがプラスになる。まぁ、全ての物事に当てはまることなんだけど。

 

 

いつの間にか田園都市線に入ってた。夜って駅での停車時間が長いから昼間よりも遅いのか。もう少しで最寄りに着くから急いで書こう。

 

  • タイトルの意味

これは最近見た映画「フォレスト・ガンプ」に出てきたセリフである。

当に、今までの部活での自分が感じていることを上手く表現している言葉だと思う。

この部活に入って、入る前には考えもしなかった出来事や出逢いがあったから。

 

丁度最寄り駅に停車。ブログ執筆が最終回と知って、いつの間にか結構な文量になってしまった。明日も朝早いから、とっとと夕飯食べて、布団に入ろう。

 

 

おしまい