慶應義塾體育會少林寺拳法部ブログ

新入生の方々はもちろん、全ての方に読んで頂きたいです!

#99 入部して良かったこと

こんにちは!3年の田川千鶴です。

先ほど友達とランチに行ったのですが、早慶練の後遺症で声が枯れすぎて聞き取って貰えなかったのか、私のオーダーが完全に忘れられており、結局お詫びの卵スープしか食べられませんでした…早慶練の余韻に浸りつつ、ゼミの課題に追われながら、最寄り駅のスタバでブログ執筆に当たっています…

 さて今回も「入部して良かったこと」がテーマということですが、「チームで物事に取り組む際の本質を掴めたこと」が私のそれです。

 少林寺拳法は2人1組で行う組手主体の競技です。今、あるペアが大会で優勝するために100の力が必要だとします。 (1,99)、(65,35)、(20,80)、(99.95,  0.05)など、2人で合わせて100を出す出し方は無限に存在しますが、その中でも最も大きな力を出力できる組み合わせは何か。それはもちろん(50,50)、つまり双方が1:1の割合で出した時に、50×50=2500という最大値を発揮できます。1×99=99、65×35=2275、20×80=1600、99.95×0.05=4.9975にしかなりません。したがって、どちらか一方だけに出力する力が偏れば偏るほど、2人が発揮する値は小さくなってしまい、逆に2人が等しく力を出し合えば、その値は最大値に限りなく近づいていくということです。これは2人の場合だけに限らず、5人,10人,100人と母数が増えても同じ理屈が通るため、部員一人ひとりが均等に力を出し合うことがチームで最大限の力を発揮することに繋がるのは自明です。

 しかしながら、バックグラウンドの異なる部員が完全に同じ力を出し合うことは難しく、部員同士でそれを補い合う必要があります。そこで前述に基づき、補う値をできる限り分散させ、各々が出力する力を均していくことで、全体として出せる最大値に極限まで近づけなければなりません。補う値が誰かに偏った時点で、最大値からは途端に遠ざかります。また、0という値が1つでも出てしまうと、全体が発揮できる値も必然的に0になってしまいます。ですので、ゼロ、即ち何もしない人・そうさせる状況を生まないことは大前提です。

 私の愛読書のスラムダンクでは、湘北(主人公たちの高校)はかつてワンマンチームだったゆえに勝てなかったという設定になっています。私自身がバスケをしていた当時でもしっくりこなかったその理由が、最近になって非常に良く分かるようになりました(笑)一般的には「チームで力を“合わせて”」とよく言われますが、「チームで力を“掛け合わせて”」の方が正しいのかもしれませんね。チームで出す力を足し算すれば表面上同じ100に見えてしまいますが、掛け算をすると、その100の作り方の違いでこんなに大きな力の差が生まれるのですから💦

 

ゼミ課題からの逃避行動とレポートを書くノリでつらつら綴っていたら、こんなに長くなってしまいました…申し訳ございません。以上でこの回を締めさせて頂きます。ご高覧頂きありがとうございました。

 

 

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