慶應義塾體育會少林寺拳法部ブログ

新入生の方々はもちろん、全ての方に読んで頂きたいです!

#11 縁

こんにちは、初めまして。法学部政治学科3年の東修司です。ようやく夏っぽくなってきましたね!ただ、某ウイルスの勢いは一向に衰える様子がありません…(泣)

 

さて私からはとある男の話をしようと思います。

 

彼は「人生の夏休み」とも呼ばれる大学生活に夢と希望を抱き、意気揚々と新歓に参加していました。どこの団体を見てみてもキラキラしていて、充実している様子が伝わってきます。「いろんなことに挑戦ができるのが大学生の特権だ!一つに絞ってしまうのはもったいない!」。そう思った彼は複数の団体に所属することに決めたのでした。

 

そんな中友人に誘われるようにして参加したとあるサークルの新歓合宿。今まで見てきた先輩方の姿とは全く違う。同期の様子もなんだか違う。「これが大学生か」。そう頭では理解しながらも何か距離を感じる。1年後、2年後自分がこういうふうに新入生に見られるのか。そう思っただけで彼はげんなりしてしまいました。

 

このままでいいのか。そう思いながらも、授業も本格化してきて新しいことを探す余裕もない。もやもやしていた中で高校時代の友人に授業で偶然出会いました。その友人は「少林寺拳法」を大学に入ってから始めたと言います。「少林」と聞いて彼が思い浮かべたのは「少林サッカー」くらいです。あんなアクロバティックなことできるようになるのかな。競技の実態もよく知らないまま彼はのんきに友人についていくことに。

 

その日は1つ上の先輩が新入生に基礎を教えるだけの地味な練習の日。ただ、普段やらないような動きをするのは難しいけど面白い。先輩方や同期も真面目でいい人たちそう。しかも自分には全く縁がないと思っていた體育會。実際の少林寺拳法のかっこよさとか部の魅力とかそういう要素は全く知らなかったけれど、彼の心の内でずっともやもやしていたものが晴れていくようでした。

 

こうして彼は特別な意志を持っていたわけでも、何かに惹かれたわけでもなく、流れに身を任せ入部を決めました。そんな“ノリ”で入部した彼でしたが素晴らしい仲間たちに恵まれ、充実した大学生活を送っているようです。

 

ここまで読んでくださっている皆さんにも、ふとしたときに「少林寺拳法部に入ろうかな」って思う日が来るはずです。2年の山内もブログの最後で言っていました。「思い立ったが吉日」。あれ?って思ったらぜひ道場まで来てみてください。何か新たな楽しさ・面白さが見つけられるはずです。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

 

おしまい。